みなさん 今日は
今日を含め後4日間で合宿も終了です
昨年より1週間長い期間でした
写真は昨日の治療スナップです.
日ごろ怪我などに縁がないルネの横山コーチが,腰痛になり腰の屈曲が困難になりました.
胸腰移行部の上部腰椎と第4腰椎の変位で痛みが出ています.
オステ矯正と電気をかけて晒しで固定. 本日は元気に動けるようになりました.
合宿中盤には,JSSの梅原コーチも腰方形筋の筋筋幕性腰痛QLになりましたが,是もオステで矯正し回復しました
何かしらの故障が出てくるものですね, こんなときトレーナー自身が故障していられないので,慎重に行動しています
選手といえば,
◎第1クールで後藤選手と寒河江選手が股関節の痛みを訴えました.
後藤選手は練習後 右足を引きずって歩くほどの痛みとなっていました.
両選手とも合宿に来る前から続いていた痛みが,ここに来てさらに増強しスイムができにくくなっていました
寒河江選手は3ヶ月前に発症し整形で検査を受けたところ股関節の臼蓋形成不全による痛みと診断され痛みとめを処方されただけでした
両選手ともに触診すると下前腸骨棘側1cmに圧痛があり矯正位にすると,圧痛が消える小殿筋GMIによる障害と診断しました.
1回目の矯正で痛みは半減し,翌日2回目の矯正で2人ともこの痛みからは,完全に解放されました.
◎第2.3クールでは,瀬戸大也選手が肩甲骨内側の肩甲挙筋MSC,菱形筋による痛み,小円TMI.大円筋TMAの局部的痛みを発症しました.これらは1回のオステ矯正で回復しました.
また右足首の詰まった痛みも発症しました. 瀬戸選手はブレストの精度を上げるのが重要といっていました.
そのブレストで足首は水との引っかかりを出すために最重要です. 早速 足首の矯正をして滑らかさを回復しました
合宿中で一番大事な200m個人メドレーのタイム計測では,最速のタイムをだして絶好調と成りました.
また後藤選手は以前 整形で恥骨の疲労骨折の疑いといわれた痛みが復活しました. 本人は心配です.
確かに痛い所は恥骨上枝と恥骨結合の約2cm側部で恥骨鼻骨筋SPBに1箇所と恥骨結合の外側,閉鎖孔の内縁で外閉鎖筋,恥骨筋LPBに1箇所,さらに恥骨下枝で腸骨鼻骨筋IPBに1箇所,恥骨の前外側縁,さらに内転筋群ADDに1箇所と恥骨を取り巻く上下左右内外に多数ありました. 一つ一つを矯正し圧通を消して行きました.
現在 スイムの後に時々 内転筋群ADDの違和感がある程度になり,本人の疲労骨折の恐怖もなくなりました
スイムも俄然よくなり,世界記録を持つ山口選手のタイムを上回る好タイムをたたき出すようになりました.
◎第4クールに入りこんどは住吉選手が左僧帽筋に腫れと圧通を生じ,一日スイムを中止しアイシングと電気治療をしました
まだ違和感はありますが練習に復帰しています
平野香緒里選手と寒河江奈央選手はともに上腕二等筋長頭の結節間溝に痛みがでて,練習後には結節間溝がジンジンと痛みます.
現在治療中です
いろいろな故障がどんどん出てきますが,それを乗り越えられたものだけが,ほんの一握りしかなれない日本代表という栄光を手にできます.
この合宿では,全ての選手が好調になっていき雰囲気は良好です
みんな必死に頑張っています. どうか後4日間 このまま無事にいけることを願っています.
また 報告します
2015/03/13